ほぐれる


しろいそらへ
桐の
わか芽がほぐれてゆく

八木重吉 詩

とかしてゆく に続き ほぐれてゆく です
無辺際に広がる空 と桐のわか芽 との対比は
まるで 大自然の中に生かしていただいている
ひとつひとつの命のように響いてきます
受け入れ とかしてゆく
きらめきながら ほぐれてゆく
どちらもとても大切なことに思います
限りなく短い詩の その言葉の選択に
私はうっとりしてしまいます

ありがとうございます