ふしぎなるこの世かな


手をあわすれば
洗われてゆく
ふしぎなるこの世かな
かたじけなきぼんのうの世かな

八木重吉 詩

朝目が覚めること
いろいろあれども 今日一日が終わること
すべて当たり前ではない
奇跡の連続であることを つい忘れてしまいますが
朝夕神棚に向かいご挨拶する時
また ご先祖様にお礼申し上げる時
きっと 誰もが素直に内なる良心と繋がっています
…かたじけなき煩悩の世
と重吉は書いています
あらゆる煩悩に揉みくちゃにされながらも
その中で自分を洗い流し続けるのは
おそれ多いほどありがたい 不思議なしくみ
…そう解釈できないでしょうか
私のひとりよがりかもしれませんが
そんな心持ちで筆ペン走らせました

ありがとうございます