百日紅


さるすべりをみたらば
たくさんに
いい花がさきみだれていた
紅くて
そっとわたしの肩をたたくようなきがした

八木重吉 詩「百日紅」

この詩は重吉が
… みずからにふしぎとするまで愛らしき詩なり
われは、ふたたび曙にたつおもいあり
命なかりしものも命あるべくおもわれきたれるなり
… と1925年の8月に 憶えがき と残した詩篇のひとつです

昨日は長崎原爆忌でした
午前中の公民館教室で生徒さん方と黙祷した帰り道
豊かに揺れる房状の百日紅を見ながら
この詩を思い出していました
御巣鷹山の日航機墜落事故があった12日も訪れますね
ご先祖様やまた多くの御魂に思いを寄せ
今あることに感謝伝えるお盆を過ごしたいと思います

ありがとうございます