ひかり


ひかりに うたれて
花がうまれた

八木重吉 詩「光」


初めてこの二行詩を知った時こそ
私はひかりに貫かれたような感覚でした
万物の源を思わせる懐かしさや
明るい希望に包まれる温かさは
何度読んでも 何度書いても
色褪せることなく照らしてくれます
私自身がそうであるように
誰かにとってのひかりとなりますように

愛しい命を授かり家族が増え 新築された際
壁紙クロスを予備にいただいたというお客様より
そのクロスを使ってのパネル作品ご依頼を頂戴いたしました
色合いが生かせるよう
少し黄味がかった古紙に金彩墨にて揮毫
ご家族の姿を思うと 落款印はラブリーなこれ以外ありません

ありがとうございます