平安


すべての
くるしみのこんげんは
むじょうけんに むせいげんに
ひとをゆるすというそのいちねんがきえうせたことだ

八木重吉 詩


突如難読漢字が使われている詩が登場することもあるのですが
この詩のようにすべての文字がひらがな表記の時はなおのこと
何かしら委ねられているような気持ちになるのです
これ以上でも以下でもない
重吉のありのままの思いが聴こえてくるようで
幾度も音読します
こぼれ落ちる涙の理由は自分でもよくわかりませんが
こうなればもう書くしかありません 笑

心の平安を得るにはなかなかと困難な日常ですが
大いなる自然の流れに身を委ねられるよう
尽くしていきたいと切に思います

ありがとうございます