神さまとわたし


まだ名古屋の漢方内科へ月に一度
更年期の手当てに通院していた頃
大好きなおばあちゃま先生から頂いた言葉 再びです
「神さまとわたし そんな心持ちでいてね」
歳を重ねるとまた その表情も少し変わります

いつだったか…
昔々好きでよく口ずさんでいた松原みきさん(18年ほど前に他界されました)の
シティポップ時代を彩った「真夜中のドア」という曲を聴きたくなりました
普段はカバーを開くことをあまりしないのですが見つけてしまいました
藤井風さんが弾き語る「真夜中のドア」を!
どんなカバーも原曲損ねない愛にあふれ
圧倒的なグルーヴ感でもって
日本語より扱い易そうに英語でも話し歌う
そして彼の人となりを
また楽曲を知るほどに
私にとってはかつて八木重吉の詩に救われた気持ちに重なるように
こんな歌詞が美しいメロディに乗り深く沁み渡るのです

 ああ 全て与えて帰ろう
 ああ 何も持たずに帰ろう
 与えられるものこそ 与えられたもの
 ありがとうって胸をはろう
 幸せ絶えぬ場所 帰ろう
 去り際の時に 何が持っていけるの
 一つ一つ 荷物 手放そう
 憎み合いの果てに何が生まれるの
 わたし わたしが先に 忘れよう

 今日からどう生きてこう
 
 by Fuji Kaze「帰ろう」後半より


火葬場に勤務していらっしゃる方が
“また明日から故人様と向き合う事への勇気を貰っています”
とご自身のお心の変化を感謝を込めてコメントされていました
年代は遥か違えど同じ時代に生きて
選ばれし音楽家藤井風さんの楽曲や演奏に触れられることは
私にとっても大きな喜びです

幸せなエンディングを迎えられるよう
より良い今日でありますように

ありがとうございます